歯周病治療Perio
歯周病とは
歯周病とは、歯を支える顎の骨が溶けていく病気で、歯を失う最大の原因です。
これは、歯周病原菌が歯と歯茎の中に入り込み、そこで増殖すると、体を守る免疫細胞が活動します。免疫細胞が活動する際、顎の骨にある破骨細胞という細胞が活性化し、自らの細胞が顎の骨を破壊し始めるのが、歯周病の仕組みです。
しかし、誰しも口の中には歯周病原菌は存在しますが、歯周病になってしまう方もいれば、ならない方もいます。同じ病原菌がいるにも関わらず、人によって歯周病になったり、ならなかったりするのは、歯周病原菌に対する感受性が人それぞれ異なるためです。
歯周病原菌に対し感受性が高い方は歯周病に罹患するリスクが高く、歯を損失する可能性が極めて高いです。ですから、歯周病原菌から体を守る免疫反応が起きないようにするためには、免疫細胞が反応しないレベルまで歯周病原菌を徹底的に除去する必要があります。
歯周病は自覚症状なく進行していきます
軽症であれば、歯周病を治す歯ブラシのやり方さえ習得できれば、十分治癒します。
しかし、歯周病は恐ろしい事に自覚症状がなく進行していき、よくある歯がグラグラする症状が出来た時にはかなり症状が進行している状態になっています。
重症度が上がれば上がるほど、様々な治療を駆使して歯の保存に取り組んでいく事が必要あり、最悪の場合抜歯になることもあります。
ですから、歯周病が重症になる前にぜひ1度歯科医院に受診することをお勧めします。
歯周病を治すための歯磨きを
ただの歯磨きではなく、歯周病を治すための歯磨きです。口の中は、被せ物や詰め物の有無、歯並び、噛み合わせ、食生活、趣向品など人それぞれ異なるため、その方に合った歯磨きをすることが重要です。
また、歯周病は罹患しても重症化するまで症状として現れにくいため、気付いた時には病状が進行している場合もあります。
ですので、歯科医院では日ごろから歯周病のチェックをすることは非常に重要といえます。
当院の歯周病治療の診療方針
歯周病が治る歯磨きの方法をご指導します
重症であろうと軽症であろうと治療方法は歯みがきです。歯磨きと言っても、ここで、お伝えしたい歯磨きはただの歯磨きではなく、歯周病を治すための歯磨きです。口の中は、被せ物や詰め物の有無、歯並び、噛み合わせ、食生活、趣向品など人それぞれ異なるため、その方に合った歯磨きをすることが重要です。
例えば、『明日大切な人に合わないといけないから』とか『昨日焼肉食べたから』といった理由で歯みがきをすることを指しているのではありません、口腔内の細菌数を可能な限り減らし、免疫細胞が起きないところまで磨きこむ歯磨きの事を指します。
ですが、残念ながら細菌は私たちの目には映らないので、時間をかけ、歯ブラシと歯間ブラシを駆使して歯を磨く以外方法はなく、虫歯の治療のように数日で治療が終了することはありません。
また、歯周病は罹患しても重症化するまで症状として現れにくいため、気付いた時には病状が進行している場合もあります。
ですので、歯科医院では日ごろから歯周病のチェックをすることは非常に重要といえます。
歯磨きでは除去できない箇所を治療します
歯周病治療には、歯周病が治る歯磨きの方法を習得し、日々それを実践していくことで、必ず治癒に向かっていきます。我々はそのサポートするために、歯磨きでは除去できない歯石を除去し、患者さんとの2人3脚で歯周病の治癒を目指してまいります。
ですが、重症の方に関しましては、それだけでは治癒しませんので、各種状況に応じた、歯周外科手術が必要になることもあります。様々な材料や手技を掛け合わせて、歯が残るように努めます。
歯が長期的に残る治療を提供
一連の歯周病の検査のほかに、口の中すべて移すレントゲン写真や歯の模型診査や必要に応じてCTも撮影します。
得られたデータから分析し、なるべく歯が長期的に残るような治療計画を提示させて頂き、どうしていくか患者様と相談します。
歯周病は骨が溶けてなくなる病気であるため、治療には時間がかかりますが、治癒に向けてあらゆる治療方法に取り組んで参ります。